株式会社リンレイ

新規事業への取り組み：管理職にいるのがこの業界に染まったベテランの方ばかりなので、新規事業の立ち上げなど新しい取り組みについてあまり積極的ではないし、そもそも業界人ばかりなのでそういったアイデアもなかなか出てこないのではないかという印象を受けました。もっと若い人間をそういった事業のリーダーに据えるとか人事組織の改革を行っていかないと主力製品のワックスの需要が先細っていく中、今以上に会社の成長を期待することは厳しいのではないかと思います。

会社の安定性：床ワックスや自動車用ワックスの需要は間違いなく年々減少傾向にあり、主力製品の売り上げ規模縮小が予測される。もちろんリンレイもそれに対して床ワックスなどの啓もう活動は行っているが、床ワックスの必要ないフローリングなども建築資材の主力になってきているためなかなか難しいのではないかと思う。自動車用ワックスなどは言うまでもなく、休日のガレージを見てもワックスを塗っている風景はほどんど見られなくなってきており、床ワックス以上に将来性がないと思う。

会社の安定性：家庭用床ワックスの国内シェアが当時90%近くあり、このカテゴリにおいては絶対的なポジションを確立していた。また、業務用のクリーナーを家庭用に転用して販売したウルトラハードクリーナーもヒットし、新たな売り上げの柱を立ち上げることに成功している。それ以外にも自動車用カーワックスやクリーナーの部門やビルメンテナンス用のワックスやクリーナーを販売している業務用の営業部門もあります。これらの製品はほぼ自社工場で開発生産を行っているため、自社工場のランニングコストを差し引いても余る粗利を確保できていると思う

企業文化・社風・組織体制：【仕事中の休憩時間】研究所内一律で昼45分、3時に15分。デスク、食堂、空いている会議室等自由な雰囲気です。所内は喫煙所は無く、外階段に部署毎に灰皿設置があり喫煙者は2割弱。パート社員は自宅に戻ってくる方もいました。ただ、タイムカードが指紋認証の為朝急いでいる時はイラつきます。社員はだいたいデスクで休んでいる方が多いですが、上司がいるとゆっくり休めなかったり、仕事を頼まれたりする様子も見受けられました。

働きがい：【一番やりがいを感じる点】製品の合格基準を見極める部署になるので、繊細な仕事を求められます。自分の出した結果に責任をかなり委ねられます。それにより、現場の調合や完成品の再検査やテストが行われますので貢献度は高く永く在籍すればするほど重宝されていきます。在籍率も高い部署ではありますが、新人教育や日々の機器のメンテナンスやPCは最低でもExcel、wordは中級者レベルは必須。飽きっぽい方や片付けが苦手な方には向かない職種だと思われます。参考になれば幸いです。