動画でCheck!
取材から受けた会社の印象
取材では、代表の竹下さんに、放課後デイサービスへの想いを伺いました。以前に成人向けの就労支援事業を行なっていた経験から、成人してからの支援だけではなく、子どもの頃の療育こそ重要だと考えるように。そこで放課後デイサービスに特化するために、株式会社エフを立ち上げました。「エフ」という社名には「Future」「Free」「Fukuoka」「Fukushi」と、さまざまな「F」が込められています。自由度の高い環境で福祉を提供することで、子どもたちの未来を育み、福岡に療育の土壌を作りたい。そんな想いを大切にしているのです。
また、職員の待遇改善も積極的に進めている同社。職員全員に定期昇給を実施し、平均で年間9000円の昇給をしてきました。21年秋は2万5000円以上の昇給を実施。事業展開を積極的に進め、収益に繋げているからこそ、職員に還元できているとのお話でした。ここでなら、長く働いていけそうですね。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい子どもたちの成長を実感できる瞬間が毎日のようにあるそうです。例えば、最初はなかなか感情を表に出せなかった子。療育を通して気持ちの伝え方を学び、「もっと遊びたいから帰りたくない」と自分の意見を言えるようになることも。また、人との物理的な距離が近い子には、パーソナルスペースについて説明し、腕1本分離れようと約束。最初は毎日のように「先生との約束覚えてる?」と促していましたが、2日に1回、3日に1回と、注意する回数が段々と減っていきました。今では、適切な距離を保ちつつ、人とコミュニケーションがとれるように。自身の指導を通して子どもたちが変わっていく様子を見られるため、やりがいは大きなものとなるでしょう。
厳しさ子どもたち1人ひとりの個性を見極めて、対応を変えていく必要があります。同じ対応をしたからといって、全員から同じような反応が得られるわけではありません。昨日はできたことが、今日はできなくなってしまうことも往々にしてあります。その度に、どのようにコミュニケーションを取るべきか、周囲のスタッフに相談して仮説を立てたり、自身で原因を探ったりして、対応しなければなりません。また、今後も再現性を持って取り組んでいけるよう、論理的な思考が欠かせません。「なんとなく…」では務まらないので、その点は覚悟が必要です。
この仕事の向き&不向き
向いている人子どもたち1人ひとりの個性にあわせた対応が求められます。決して正解があるわけではないので、創意工夫できる方、PDCAをまわして取り組んでいける方に向いているでしょう。また、今の職場よりも身体的な負担が少ない環境で、長く働き続けたい方にも向いています。
向いていない人チームで子どもたちの成長を見守っていきます。そのため、自分の考え方に固執してしまう方には向きません。また、子どもたちの模範となるような言動を意識できない方にも向かないでしょう。