動画でCheck!
取材から受けた会社の印象
同法人の直近1年の定着率は80%。取材ではこの高い数字を生み出す理由を探りました。まず一つ目は「評価制度」。一つひとつの行動に評価が紐づく指標があり、昇給・昇格の基準が明確化されているのだとか。その基準が書かれているのが「経営計画書」。入職した全員に必ず配布され、経営理念や年間スケジュール、評価制度などがすべて記載されているそうです。
これを基に毎月面談で上司と目標を立て、半年ごとに振り返り、どれくらい達成できたかの平均点を算出。その評価が給与に結びつくシステムです。賞与も「施設を清潔に保てたか」といった日々の積み重ねが評価され、その分加算されるといいます。
もう一つは「業務IT化」の推進。タブレットの導入を随時進めており、一般社団法人日本能率協会主催『KAIKA Awards2020』でも表彰されました。これらが本来の支援業務に打ち込めるゆえん。職員の皆さんが長く活躍できるのも納得です。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい小学校に入学してから高校を卒業するまで、長い期間子どもを見守ることができます。その12年の間で、子ども達は見違えるように大きく成長するのだそう。1年前はできていなかったことが練習を重ねたことで当たり前のようにできるようになったり、内気で人と話せなかった子どもが友達をつくれるようになったり……など、その成長を目の当たりにすると、言葉にできない喜びや嬉しさを感じるそうです。また、保護者の方とも長い付き合いになるため、「こんなこともできるようになりましたね」とその喜びを共有することもあるのだそう。第二の保護者のような存在として、とても近い距離で子どもを支えられる仕事です。
厳しさ子ども達が学校のある日は14時頃~18時頃が活動時間となりますが、長期休暇の期間になると1日中一緒に過ごすことになります。楽しい反面、子ども達をずっと見守っておかねばならず、その分体力を消耗するとのことでした。普段だと子ども達のいない午前中に済ませる事務作業も、長期休暇の間は夕方に行なわなければなりません。忙しい時期とそうでない時期の差が激しいため、長期休暇の間はより一層ヘトヘトになってしまうのだと仰っていました。
この仕事の向き&不向き
向いている人子ども達が将来自立した生活を送れるよう、様々なレクリエーションを行なったり日々の活動をサポートしたりする仕事です。「子どもと触れ合える仕事に就きたい」「人の成長をそばでサポートすることに興味がある」という方にオススメです。また、企業として大きく成長する過程にあるため、上昇志向がありキャリアアップを目指す人にも向いているでしょう。
向いていない人仕事がうまくいかないときには、職場の仲間など周囲に相談することも必要。問題や悩みを1人で抱え込んでしまう方には、向いていません。また、イベントや勉強会などが活発に行なわれています。自分から率先して企画したり楽しんだりすることができない方や、人と関わることが苦手な方は活躍することは難しいでしょう。