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取材から受けた会社の印象
工場長の飯箸さんは、同社へ来る前はいろいろな仕事を転々とされていたそうです。最初は販売スタッフとして入社するも、パンの製造経験もあったことから、やがてパン作りの道へ。「毎日大量のパンを作るので時間との戦いですが、仕事は楽しいですよ」と笑顔で話してくださいました。
ちなみに、深夜帯からの勤務は大変ではないかと伺ってみたところ、「朝は早いですが、その分帰りも早いので、家族との時間を大切にできるというメリットがあります。子どもたちが学校から帰ってくる時間帯に家にいられるし、妻の手伝いもできていいですよ」との答えが。プライベートを犠牲にすることなく、むしろ公私ともに充実していることが伝わってきた今回の取材でした。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい大手のパン屋のように、上から言われた商品をひたすら作り続けるだけでなく、自分たちでアイデアを出し、試作を行なったパンが商品化されるチャンスも大いにあるという同社。そこが皆さんのモチベーションにもつながっているようです。移動販売を行なう販売スタッフたちが売れ筋を見ながら毎日オーダーしてくるので、パンの人気ぶりは数字にも如実に表れるとのこと。自分で考えたパンの注文個数が一気に増えたり、予約注文が大量に入ったりすると、とても嬉しくなるそうです。日々楽しくパン作りと向き合いながらスキルアップを図れる環境は、同社ならではの魅力と言えます。
厳しさ移動販売車1台に積み込むパンは、約50種類。それを毎日12台分作り、朝9時の出発までには間に合わせなければなりません。一般のパン屋と比べて何倍もの量を作らないといけないので、現場は時間との戦い。誰も手持ち無沙汰にならないよう、スムーズに動けるラインを作り、全員で協力しながらテキパキと作業を進めているそうです。仕事の流れに慣れるまでは、その忙しさに戸惑うかもしれません。また、先輩にもつきっきりで指導する余裕はないため、自分でメモを取りつつ、分からないところはまとめて質問するなどの工夫も必要です。
この仕事の向き&不向き
向いている人教えられたことを素直に吸収し、学んだ内容から自分で応用をきかせていけるような、向上心のある人に向いています。また、製造スタッフ全員に試作の権利があるため、自由度の高い環境で自分のアイデアを活かしてパン作りをしていきたい人にもピッタリ。独立支援制度もあるので、「将来は自分の店を持ちたい」という人にもおすすめです。
向いていない人毎日大量のパンを仕込んで焼かなければならないので、製造ラインをスムーズに作るための工夫が必要不可欠です。「以前の職場ではこうやっていたから」などと独自のルールを通そうとする人や、周囲と協力しながら動けない人には向いていないでしょう。