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取材から受けた会社の印象
京都市では、「8の重点戦略」というものが掲げられています。その「8の重点戦略」とは、「世界の文化首都・京都戦略」「脱炭素・自然共生・循環型まちづくり戦略」「観光の京都モデル構築・発信戦略」「担い手成長支援戦略」「社会・経済価値創造戦略」「地域力・福祉力を高めて支え合うまちづくり戦略」「土地・空間利用と都市機能配置戦略」「強靭なインフラ整備戦略」。単一の分野だけでなく、複数の分野を融合し、特に優先的に取り組むべき8の事項を示したものです。
これらは2025年までの計画とのことです。京都市をより魅力的なまちにするために、今後も大きなやりがいを持って働いていくことができそうだと感じた取材となりました。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい京都市民約144万人のいのちとくらしを守っているのが、一般技術職です。その上でより魅力的なまちにすべく、歴史あるまち並みを活かした新しいまちづくりを進めています。たとえば、無電柱化に向けた取組。災害発生時に電柱が倒れたり、電線が垂れ下がったりする危険性を取り除くだけでなく、景観をより楽しむことができます。そのほか、道路の改修工事。京都らしい雰囲気を残すために、通常のアスファルトではなく石畳を用いることもあります。国内はもとより海外からも注目を浴びている京都市だからこそ、まちづくりに携われる醍醐味はひとしおです。
厳しさ実現したいこと、市民の思い、予算――様々なことを思案した上で、取組を進めていく必要があります。ときには折り合いをつけなければならなかったり、取組がスムーズに進まなかったりすることもあるそうです。もどかしい思いを抱えることもあるでしょう。また、改修工事を行う際は苦労が多いといいます。既存設備を動かしながらの工事となるだけに、「いかに安全性を担保するか」「いかに計画通りに進めるか」を考えて工事をしなければならないそうです。頭を悩ませることが多いかもしれません。
この仕事の向き&不向き
向いている人「市民の力になりたい」と考える方に向いています。また、他都市の取組について情報を収集したり、新たなことにチャレンジしたりする主体性が高い方にもぴったりです。
向いていない人職員のほか、設計会社や施工会社、地域住民など外部の人と連携して取り組むこともあります。「コミュニケーションが苦手」という方、異動があるため「ずっと同じ仕事に取り組みたい」という方には不向きです。