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取材から受けた会社の印象
会議の議事録などの文字起こしを手がけ、創業から70年の歴史を誇る同社。パイオニアとして業界をリードし続けてきた企業です。
今回の取材前から気になっていたのが、文字起こしという仕事の将来性について。取引先がAI(音声認識システム)を取り入れて文字起こしを自分たちで行なうようになる可能性はないのか…?と、採用担当の方に伺ってみました。
すると「その心配はないでしょう」とのこと。同社ではすでにAIを活用しており、全体の8割程度までは自動的に文字起こしができるそう。しかし、それでも1時間分の音声を文書化するのにかかる時間は5時間程度。これを取引先で行なうとなれば、かなりのコストになるとのことでした。
また、同社ではAIの導入が納期短縮につながっており、スピードが求められる閣僚の記者会見などはほぼ同社に依頼が来ているのだとか。新たな技術も取り込んで進化している同社なら、需要が絶える心配はなさそうです。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい■国の重要な会議や会見に関われること。
業界に先駆けて音声認識システムを導入している同社では、「2時間以内に納品できる」という強みがあります。そのため、閣僚記者会見の文字起こしを依頼されるのだとか。ときには夜のニュースで報道されるような大臣の会見を担当することも。セキュリティが厳重で一般の人は入れないような場所に出入りしたり、著名な方にお会いしたりと、たくさんの貴重な経験ができる仕事だとおっしゃっていました。
また、ある先輩は、東日本大震災時の記者会見の文字起こしを担当されたそうです。「日本中の注目があつまる中、刻一刻と変わる状況を仕事を通じて知ることになりました。あの経験は今でも忘れられません」とのこと。“正確に伝える”という仕事の意義や使命感が、強いモチベーションとなるでしょう。
業界に先駆けて音声認識システムを導入している同社では、「2時間以内に納品できる」という強みがあります。そのため、閣僚記者会見の文字起こしを依頼されるのだとか。ときには夜のニュースで報道されるような大臣の会見を担当することも。セキュリティが厳重で一般の人は入れないような場所に出入りしたり、著名な方にお会いしたりと、たくさんの貴重な経験ができる仕事だとおっしゃっていました。
また、ある先輩は、東日本大震災時の記者会見の文字起こしを担当されたそうです。「日本中の注目があつまる中、刻一刻と変わる状況を仕事を通じて知ることになりました。あの経験は今でも忘れられません」とのこと。“正確に伝える”という仕事の意義や使命感が、強いモチベーションとなるでしょう。
厳しさ■録音取材中は緊張感が続くこと。
会議の録音は一発勝負。「録音ミスがあったからもう一度お願いします」というわけにはいきません。録音時には誰が発言するか見極めながら、最大16個設置したマイクの切り替えを行なうそう。2時間ほどの会議中は、ずっと気を抜けない大変さがあります。先輩の中には、録音に失敗した夢を見て目が覚める…という経験をした方も多いそうです。
また、正確な書き起こしを行なうためには、録音中にしっかりとメモを取っておくことが重要。録音できているかを確認しつつ、発言者を特定したりメモをしたりと、多方面に気を配る必要があります。取材時のプレッシャーには、慣れるしかないかもしれません。
会議の録音は一発勝負。「録音ミスがあったからもう一度お願いします」というわけにはいきません。録音時には誰が発言するか見極めながら、最大16個設置したマイクの切り替えを行なうそう。2時間ほどの会議中は、ずっと気を抜けない大変さがあります。先輩の中には、録音に失敗した夢を見て目が覚める…という経験をした方も多いそうです。
また、正確な書き起こしを行なうためには、録音中にしっかりとメモを取っておくことが重要。録音できているかを確認しつつ、発言者を特定したりメモをしたりと、多方面に気を配る必要があります。取材時のプレッシャーには、慣れるしかないかもしれません。
この仕事の向き&不向き
向いている人◎メモを取るのが好き・得意な方
正確に文書化するには、たとえば「この発言は雑談だから議事録には書かない」のような、現場でしか分からないことをメモすることも重要。また、他の人が読みやすいような字で書くという気配りも大切です。メモやノートを取るのが得意な方に向いているでしょう。
◎好奇心旺盛な方
専門用語や音だけでは意味がわからない言葉に出会うことも多いため、興味を持って自分で調べられる方に向いています。
正確に文書化するには、たとえば「この発言は雑談だから議事録には書かない」のような、現場でしか分からないことをメモすることも重要。また、他の人が読みやすいような字で書くという気配りも大切です。メモやノートを取るのが得意な方に向いているでしょう。
◎好奇心旺盛な方
専門用語や音だけでは意味がわからない言葉に出会うことも多いため、興味を持って自分で調べられる方に向いています。
向いていない人▲活字を読むのが苦手な方
AI(音声認識システム)が作成した文章と、実際の音声を比較しながら反訳を進めます。文字を見るのが苦手な方や、本を読むと眠くなるという方には向いていません。
▲手書きメモに抵抗がある方
録音取材時には筆記具でたくさんメモを取るため、手書きのメモが苦になる方だと難しいかもしれません。
AI(音声認識システム)が作成した文章と、実際の音声を比較しながら反訳を進めます。文字を見るのが苦手な方や、本を読むと眠くなるという方には向いていません。
▲手書きメモに抵抗がある方
録音取材時には筆記具でたくさんメモを取るため、手書きのメモが苦になる方だと難しいかもしれません。