動画でCheck!
取材から受けた会社の印象
ドライバーといえば、大半の時間を道路を相手に過ごすため、なんとなく孤独な印象をもっていました。しかし今回お話を伺って感じたのは、この会社の社風の良さ。なんでも同社のドライバーさんは、外部の添乗員さん、バスガイドさんからも評判が良いのだそうです。たとえ新人であっても、教育がきちんと行き届いている、という見え方をされているとのことで…。というのも、会社の教育制度とは別に先輩たちが、行く先の道路や、目的地の駐車場のポイントなどを事前にアドバイスしてくれるのだとか。そういった仲間たちの協力もあり、全員で信頼を積み重ねた結果、それが個々のドライバーさんへの指名にもつながっていく。平均勤続年数の長さの理由は、会社の体制に加えて、このような社員同士の風通しの良さにもあるのだな、と感じた取材でした。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい運転士の今井さんに、これまで嬉しかったことをお聞きすると「お客さまからお手紙をいただいたことですかね」と、当時のことを話してくれました。バスツアーに参加したお年を召したご夫婦がいらっしゃったそうですが、後日、旦那さまからお手紙を頂戴したそうです。その中には「普段は妻が乗り物に酔ってしまうが、今回はまったく酔いませんでした。おかげで二人とも旅を楽しめました」と書いてあったようです。これには思わず聞いているこちらもほっこり。そんな自分の運転技術の上達が、お客さまの快適さや旅の想い出につながることは、やはり嬉しいのではないでしょうか。
厳しさお客様を目的地にお連れした後、帰るまでの時間。この時間で、いかに自分自身をリラックスさせられるか。1日中緊張しっぱなしだと安全運転にも支障が出ますので、こういった気持ちの切り替えが慣れるまでは大変かもしれません。
この仕事の向き&不向き
向いている人心づかいができる方や人に喜んでもらうことにやりがいを感じる方に向いています。たとえば、バスの走行中にはお休みになっているお客様がいらっしゃいます。そのため、なるべく車体が揺れないよう、運転にも気づかいが必要になってきます。
向いていない人バスガイドさんや運行管理の方、そしてお客さまなど、様々な方と関わりあいながら仕事をすることになります。そのため、一人で仕事を進めたい方や協調性のない方には同社での仕事は向かないでしょう。