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取材から受けた会社の印象
同社が手がけるのは、個人宅や工場等の施設に設置された浄化槽のメンテナンス。あまりなじみのないビジネスだけに、会社の安定性が気になるところです。
そこを質問すると、「実は、安定した需要があるんですよ」とのご回答。というのも、下水処理場がない地域では、排水を川や海に直接流さないよう、浄化槽の設置が法律で義務づけられているからです。さらに、有資格者が定期的に保守点検することも法律で定められています。加えて、浄化槽の状態を保つためにも、継続したメンテナンスが不可欠。その点、同社の市場は「決してなくならない」と言えるでしょう。
しかも同社には、半世紀にわたって築いてきた実績と信用があります。中には、何十年とお付き合いを続けている既存顧客も少なくないのだとか。おかげで同社の経営は手堅く、安定しているそうです。「腰を据えて働きたい」という方も、安心できる環境だと理解できました。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい訪問したときは汚れていた水が、自身が浄化槽をキレイにしたことで澄んだ水となって流れてくると、スッキリとした気分になれる仕事です。また、浄化槽の状態が悪いとき、自分で原因を考え、対策を施し、うまく解決できたときに達成感を味わえるそう。微生物が相手だけに、すぐに結果は出てきませんが、それだけに次の点検時はワクワクしながら訪問するのだとか。ときには1年以上も試行錯誤することもありますが、無事に効果があらわれ、お客様から「ありがとう」と労われると、たまらない喜びが湧いてくるという話でした。
また、担当エリアの変更がない限り、担当するお客様は変わりません。長くお付き合いのあるお客様から「◎◎さんに来てもらえると安心する」と言葉をかけてもらったり差し入れをいただいたりすると、がんばってよかったと思える仕事です。
また、担当エリアの変更がない限り、担当するお客様は変わりません。長くお付き合いのあるお客様から「◎◎さんに来てもらえると安心する」と言葉をかけてもらったり差し入れをいただいたりすると、がんばってよかったと思える仕事です。
厳しさマンホールを持ち上げるのは大変。しゃがみこんでの作業だけに、腰が痛くなることもあるそうです。さらに、浄化槽の状態が悪いと、臭いがきつく感じられることも。意外と体力・気力が求められる仕事です。
また、覚えることも少なくないです。浄化槽は常に進化しているため、どれだけ仕事に慣れても勉強を続ける努力は必要不可欠。資格を取得したらもう安心、というわけにはいきません。
また、覚えることも少なくないです。浄化槽は常に進化しているため、どれだけ仕事に慣れても勉強を続ける努力は必要不可欠。資格を取得したらもう安心、というわけにはいきません。
この仕事の向き&不向き
向いている人微生物相手の仕事だけに、愛想笑いが上手である必要はありません。しかし、お客様を訪問するたびに挨拶や報告、ときには助言をすることに。基本的なマナーを守るなど、相手に対して誠実な対応ができる方に向いています。
向いていない人入社後に国家資格を取得する必要があるなど、専門性の高い仕事です。業務中は、ふだん使わない用語もたくさん出てくるのだそう。特別勉強が得意である必要はありませんが、前向きに勉強できない方の活躍は難しいでしょう。